−土木技術はこんな身近なところに活かされています−
国総研1Fでは、以下の土木体験教室を実施しました。
★トンネルの博士になろう!
★景観シミュレーション
★身近な動物や植物を知ろう!
★水がきれいになる仕組みを知ろう!
体験教室の各ブースでは、展示、実験、実演、工作等、様々な催しが行われ、開始時間早々から終了時間間際まで、多くの来場者でにぎわっていました。
親子連れなどで楽しく遊びながら、土木技術が日常生活の中のどこに、どのように役立てられているのか、理解頂けたのではないでしょうか。
★トンネルの博士になろう!
「なぜトンネルはまるいのだろう」と、疑問に思ったことはありませんか?
トンネルのペーパークラフトの工作や砂を使った実験を通して、四角と丸の形状の違いによる強度への影響を体験して頂きました.
トンネルを通る機会があれば、この時の実験を思い出して頂けると幸いです。
四角いトンネルは砂につぶされました 丸いトンネルはほら、大丈夫
★景観シミュレーション
景観シミュレータを使って、道路を通したり、橋を架けたり、住宅や公園を作ったり…、来場者の皆さんに思い思いの街を作って頂きながら、実際の街がどのように作られていくのか、どうしたら住みよい街ができるのか、考え、体感頂きました。
この体験教室をきっかけに、皆さんが普段住む街を見て、街の歴史を感じたり、どうしたらより美しくて住みよい街になっていくか、という視点を持って頂けると幸いです。
パソコンを使って街づくり ほら、街らしくなってきた
★水がきれいになる仕組みを知ろう!
皆さんが使った水が、どのようにしてどこに運ばれ、そしてどのようにしてきれいになるのかを、紙芝居やパックテスト(簡単な水質試験)を通じて学んで頂きました。
パックテストでは、野菜ジュース、醤油の水質を洞峰公園の池の水などと比べながら測定していただき、普段何気なく台所から流れ出ていくものが、放っておけば、川に大きな影響を与えることを体験して頂きました。
その他、下水道で活躍する微生物の顕微鏡観察や、汚泥のリサイクル例をご覧頂くなど、普段目にすることの少ない下水道について理解が深まったのではないでしょうか。
水をきれいにする微生物をみてみよう
★身近な動物や植物を知ろう!
生態系の調査がどのようにして行われ、役立てられているか学んで頂きました。
茨城県内で見られる動物(タヌキ、アナグマ、ノウサギ、テン、リス、ハクビシン、イノシシ等)の生息環境について展示、動物の全体・一部の写真やシルエット当てクイズを行いました。
また、実際の樹木の年輪等を使って、樹木の腐朽診断技術についての実演と説明、樹木によるCO2吸収固定能力やCO2固定量を求めるために行っている研究の紹介を行いました。
身近にある生態系や樹木が、人間の生活にどのように関わり、役立っているか、実感頂けたのではないでしょうか。
樹木の腐朽診断技術を実演