研究成果・技術情報

「2019年度(公社)砂防学会定時総会並びに研究発表会若手優秀発表賞」受賞

受賞名:「2019年度(公社)砂防学会定時総会並びに研究発表会若手優秀発表賞」受賞
論文題目:新潟県上越地方における融雪地すべりの発生時期
受賞者:金澤 瑛
    ((前)土木研究所 雪崩・地すべり研究センター (現)国土交通省国土技術政策総合研究所)

 

賞の概要等:

 令和元年5月21日~23日に開催された「2019年度(公社)砂防学会定時総会並びに研究発表会」において、(前)国立研究開発法人土木研究所土砂管理研究グループ雪崩・地すべり研究センターの金澤瑛研究員が「若手優秀発表賞」を受賞しました。

研究成果の概要:

 本研究では、融雪地すべりの発生予測と警戒避難に資する指標を検討するため、新潟県上越地方において近年の融雪期(3~5月)に発生した地すべり災害の事例を対象として、その発生時期と積雪深との関係を分析した。その結果、上越地方では、融雪災害のおよそ2/3の事例が積雪の残っている時期に発生していること、災害発生日に積雪の残っていた事例では災害発生日の1週間程度前から5cm/day以上の速さで融雪が進行する傾向があること、積雪深率(最大積雪深に対する災害発生日積雪深の割合)が0.3~0.4の頃に災害が最も発生しやすい傾向があることが確認された。

賞状