研究成果・技術情報

「コンクリート工学年次大会 年次論文奨励賞」受賞

受賞名: 「コンクリート工学年次大会 年次論文奨励賞」受賞
論文題目: PCaPC部材の塩化物イオン浸透抵抗性の迅速評価手法の検討
受賞者: 先端材料資源研究センター 材料資源研究グループ 交流研究員 角田 貴也
受賞者: 先端材料資源研究センター 材料資源研究グループ 主任研究員 櫻庭 浩樹
受賞者: 一般社団法人プレストレスト・コンクリート建設業協会 俵 道和
受賞者: 先端材料資源研究センター 材料資源研究グループ 上席研究員 古賀 裕久

受賞日:令和4年7月15日

贈賞組織名:公益社団法人 日本コンクリート工学会

賞の概要:

 同賞は,「コンクリート工学年次論文集」掲載の論文・報告な講演者の中で,特に優秀な講演を行った者を対象として授与される。ただし,2022年1月1日時点で40歳以上の講演者,代理講演者,および既に2回受賞をしている講演者については対象外としている。

研究成果の概要:

 コンクリートの高耐久化を目的として高炉スラグ微粉末などの混和材の活用が注目されており,この普及に向けて混和材を用いることによる塩化物イオン浸透抵抗性の向上効果を迅速に評価する手法の確立が望まれている。本検討では,混和材を用いたプレキャストプレストレストコンクリート(PCaPC)部材の品質管理に電気抵抗率試験による塩化物イオン浸透抵抗性の迅速評価手法を導入することを想定し,電気抵抗率の測定誤差および品質の日間変動の程度を,複数の打設日で製作したコンクリート供試体を用いて検討した。この結果,電気抵抗率の測定結果は概ね正規分布に従うこと,その変動係数は10%程度であり,コンクリートの圧縮強度と概ね傾向が一致することなどを確認した。

  
賞状 記念品(コンクリートボールペン)
賞状 記念品(コンクリートボールペン)

受賞に関するホームページ掲載情報:
https://confit.atlas.jp/guide/event/jci2022/static/syourei