研究成果・技術情報

「令和5年度建設施工と建設機械シンポジウム 優秀論文賞」受賞

受   賞   名: 「令和5年度建設施工と建設機械シンポジウム 優秀論文賞」受賞
論文題目 : 自動建設ロボット開発のためのオープンソース型物理シミュレータの研究
受   賞   者: 技術推進本部先端技術チーム 主任研究員 遠藤 大輔 技術推進本部先端技術チーム 招聘研究員 松坂 要佐 技術推進本部先端技術チーム 主任研究員 山内 元貴 技術推進本部先端技術チーム 上席研究員 橋本 毅

受賞日:令和5年11月30日

贈賞組織名:公益社団法人土木学会

対象者:

令和5年11月29日~30日に機械振興会館(東京都港区)にて 開催された「令和5年度建設施工と建設機械シンポジウム」において、技術推進本部先端技術チームの 遠藤大輔主任研究員、松坂要佐招聘研究員、山内元貴主任研究員、橋本毅上席研究員(特命事項担当)の 共著論文が、建設分野における技術の向上に大いに貢献できるものと評価され、最も優れた論文の一つとして 「優秀論文賞」を受賞しました。

研究成果の概要:

建設機械の自動化ソフトウェアの研究開発を加速するためには、自動車の自動運転のソフトウェア技術領域 で活用が広がっている、モデルベース開発の手法を取り入れていくことが有効と考えられる。そこで、土木 研究所では建設機械の自動運転ソフトウェアのモデルベース開発に利用可能な動力学シミュレータ2種類を オープンソースの形で開発し公開した。本論文ではこれら2種類のシミュレータの要件の検討を含めたコン セプト設計、実装内容を記した。また、自動運転ソフトウェアから掘削動作を行わせる指令を、各シミュレ ータ内に模擬した油圧ショベルに与えた場合と、現実の油圧ショベルに与えた場合とで、油圧ショベルの挙 動および掘削前後の地形変形を評価し、それぞれのシミュレータの現実との合致度合を比較した。

「令和5年度建設施工と建設機械シンポジウム 優秀論文賞」受賞
賞状