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1.11月13日、エコバンクあいちのイベントで自然共生研究センターにて封入標本作りを行いました。 |
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2.出来上がった封入標本の見本。どの角度からでも観察可能です。
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3.まず下層部を作る為、樹脂を流し込み乾かします。
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4.魚に樹脂を絡めて乾いた下層部に置き乾かします。こうする事によって中層部の樹脂を流したとき魚が浮かないようになります。 |
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5.魚に絡めた樹脂が固まったら中層部の樹脂を流し込み乾かします
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6.最後に上層部の樹脂を流し込んで終わりです |
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7.全体が乾くまで二週間放置しなければなりません |
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8.二週間経ったら耐水サンドペーパーで磨き、車用コンパウンドなどで仕上げます。
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封入標本は、透明なプラスティック樹脂に生物を閉じ込めて作る標本です。自分で採捕した魚や昆虫、植物等を自分で封入することができるので、出来上がった標本は教材として活用できます。
魚や水生昆虫等の体内に水分を多く含む生物は、エタノールに3週間ほど浸して脱水作業を行います。プラスティック樹脂は、ポリプロピレン製の容器(100円ショップで販売しているプラスティック容器)に流し込み、生物を閉じ込めます。プラスティック樹脂は2週間ほどで硬化するので、サンドペーパー等で磨けば完成です。
封入標本は、写真から解りにくい生物の特徴を様々な角度から観察できます。また、丈夫で水にも強いので、河川での生物観察に図鑑として活用することもできます。
封入標本作りをきっかけとして、川に棲む生物について関心を持って頂けると幸いです。
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