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1.2006年9月19日、自然共生研究センターで「琵琶湖周辺における水田利用魚類の季節変化とその現状」と題した講演がありました。 |
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2.講師は多賀町立博物館・多賀の自然と文化の館の金尾滋史氏で、パワーポイントを使って分かりやすく説明して下さいました。 |
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3.琵琶湖周辺における水田地帯を利用する魚類群集の減少問題の現状把握・原因解明そして問題解決についてのお話をして下さいました。 |
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2006年9月19日に、多賀町立博物館・多賀の自然と文化の館(兼・滋賀県立大学大学院環境科学研究科)の金尾滋史氏による、「琵琶湖周辺における水田利用魚類の季節変化とその現状」と題した講演を行いました。
講演は、琵琶湖周辺における水田地帯を利用する魚類群集の減少問題の現状把握・原因解明そして問題解決についてのお話で、「昔はどこにでもいた魚」を「今もどこにでもいる魚」にするためには何が重要かを分かりやすく紹介していただきました。
水田は人の作った環境にもかかわらず、自然界の一時的水域とほぼ同機能を持っており、様々な発育段階の魚類が生活場所として利用しています。そのため、水田の保全と同時に、水田と河川・琵琶湖をつなぐ道「排水路」が重要であり、これらの連続性を守ることが重要と話されていました。
また、このような活動のためには、農家など地域住民・行政・研究者などが連携をもつこと、単一目的ではなく総合的で明確なビジョンをもつことが重要であるとの氏の見解もいただきました。
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