|
1.関市立富岡小学校の周辺に今も残る良好な自然環境について、空中写真とフィールド観察によって理解を深めてもらいました。 |
|
2.空中写真で昔(1945年)の小学校周辺のようすを確認しました。昔は田んぼがたくさんあったんだね。 |
|
3.60年後(2006年)の空中写真を見て昔と比べてみました。昔は田んぼだったところが今はどうなっているかな? |
|
4.昔は田んぼだったところが建物や道路、駐車場などに変わったところが多かったね。 |
|
5.関市に棲んでいる魚や貝などの生き物について、クイズ形式で学びました。何問正解だったかな? |
|
6. 空中写真で確認した小学校周辺のようすを実際に見に行きました。 |
|
7.『絶滅危惧種』についてのお話をききました。小学校の周りに残る自然にも絶滅危惧種の生き物が棲んでいるんだね。 |
|
8.実際に小学校周辺に棲んでいる生き物を観察しました。いろんな種類の生き物たちがいるんだね。 |
|
9.総合学習をふりかえり、あらためて小学校の近くに残る自然の大切さを心に刻みました。50年後はどうなっているといいかな? |
|
独立行政法人 土木研究所 自然共生研究センターでは、岐阜県関市の環境ボランティア(岐阜・美濃生態系研究会)と協働で、希少二枚貝の保全に関する研究を行なっています。
調査地の一つである関市立富岡小学校の近くにある田んぼには、二枚貝をはじめ多くの生物が生息していて、子ども達の生物観察の場所としても利用されています。
「では、なぜ、この田んぼには多くの生物が見られるのでしょうか?」
その秘密を探るため、空中写真を用いて、今と昔でどのように田んぼの形(土地利用)が変化したのかを調べてみました。用意するのは昔(1945年)と今(2006年)の富岡小学校周辺の空中写真。子ども達にいくつかの昔の田んぼに注目してもらい、60年後その姿がどう変わったのかを調べました。
その結果、田んぼがそのままの形で残っていることは少なく、ほとんどの田んぼが道路や建物に形を変えてきたということがわかりました。そして、多くの生物が生息している小学校近くの田んぼは昔から形を変えていないことがわかりました。
また、実際にその田んぼへ行き、周辺のようすやそこに生息する生き物たちを観察しました。
今回の総合学習を通して、子どもたちは身近にある田んぼや水路が貴重な場所であること知り、絶滅危惧種がいるということがどういうことなのか、未来はどんなふうになっていればいいのかを考えるきっかけになったと思います。 |