実験河川を活用して河川における自然環境の保全・復元方法について調査・研究を行っております

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河川環境楽園 夏休みツアー「川の楽校」〜川と水辺の生きもの〜
「実験河川ウォークラリー」を開催しました

日 時 2008年8月6日(水)
会 場 自然共生研究センター 実験河川

1.実験河川ウォークラリーの説明を聞いています。
2.ピンポン玉を流して流れの速さを測定しています。 
3. バケツを用いて河川水を採取しています。
4.ろ過実験で、水道水と河川水のろ紙の色の違いを比べます。
5.実験河川の川底にすんでいる生物の観察をしています。
6. 採取した砂や石についていた生物を観察しています。
7.魚類同定シートで、採捕した魚類の特徴を観察しています。
8.調査した内容をコースごとに発表しました。
9最後に水の循環について学び、水の大切さを知りました。
河川環境楽園では、主要施設を巡りながら川と魚について各専門施設が楽しくわかりやくす指導する、夏休みツアー「川の楽校」〜川と水辺の生きもの〜が4週にわたって行われています。自然共生研究センターでは、その一環として「実験河川ウォークラリー」を行いました。


 実験河川には、蛇行した河川やワンド区間など様々な空間があり、所々に川や生物に関するクイズとミッションが設置されています。参加者は小学生以上の親子23名で、貝コース、虫コース、魚コースに分かれて「実験河川ウォークラリー」をスタートしました。


 貝コースでは、河川水と水道水のろ過実験を行い、ろ紙の色を比較して残ったものは何か考えました。また、川で採取した砂の中にいた貝を観察し、子供達は初めて見る貝の動く様子に驚いていました。


 虫コースでは、実験河川の河川水を採取して水質調査を行い、生活排水が河川水を汚染している原因の一つだと学びました。また、川底の石についていた生物と砂の中にいた生物を観察し、どのような場所にどんな生物がすんでいるのかを考えました。子供達は特にヒルと貝に興味を示していました。


 魚コースでは、ピンポン玉を川に流して、水際(流れの遅いところ)と流心(流れの速いところ)の流れる速さを測定しました。また、実験河川にすんでいる魚類の観察をし、魚類同定シートによって魚の名前を導き出しました。子供達はたくさん魚の名前を覚えていました。


 最後に、「降水→川→海→蒸発→降水」という水の循環を理解し、水の大切さを学びました。「実験河川ウォークラリー」を通して、川の水質や生物、環境について親子で楽しく学べたのではないでしょうか。
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