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自然共生研究センター10周年記念 研究報告会を開催しました

日 時 2008年12月18日(木)、19日(金)
会 場 名古屋会場:東建ホール・丸の内 東京会場:星陵会館

1.土木研究所坂本理事長より挨拶がありました
2.名古屋会場では国土交通省中部地方整備局 佐藤局長より挨拶がありました 
3.東京会場では国土交通省河川局河川環境課長 中嶋様よりご挨拶の言葉を頂きました
4.萱場センター長から研究の概要紹介を行いました 
5.名古屋会場の様子
6.第一部〜第四部に分けて研究員の発表がありました 
7.質疑応答の様子  様々な質問が出て有意義な時間になりました
8.最後に東京会場では高橋裕東京大学名誉教授より講評を頂きました

自然共生研究センター10周年記念 研究報告会が、12月18日、19日に名古屋と東京で開催されました。本年度の参加者数は名古屋186名、東京160名で、河川行政関係者、研究者、環境ボランティアなど様々な人々に参加して頂きました。

報告会では、坂本理事長に続き、名古屋では国土交通省中部地方整備局の佐藤直良局長、東京では国土交通省河川局河川環境課の中嶋章雅課長にご挨拶を頂きました。そして萱場祐一センター長によるイントロダクションと四部門の報告を行い、東京会場では高橋裕東京大学名誉教授より講評を頂きました。

第一部は、河岸・水際域の生態的機能と修復方法というテーマで「石礫のつくる間隙は魚類生息場所として重要か?」、「水際域修復工法の導入とその効果 −砂鉄川を事例として−」、「河岸域における陸棲生物の生息場所 −水際部と法面部に着目して−」、「河岸・水際域の保全・修復手法に関する報告書の紹介」について発表しました。

第二部では、河川環境の情報発信と環境教育というテーマで、「実験河川を拠点とした情報発信の取り組み- フィールドで河川環境の情報を伝えるには? -」、「環境教育活動の地域への展開- 環境教育メディアの開発と利用者の参画 -」について発表しました。

第三部では、流量・土砂の人為的改変の影響とその修復というテーマで、「土砂還元による河床環境改善効果を評価する」、「アユ、オイカワの摂餌が河床付着膜の性状に果たす役割」について発表しました。

第四部では、イシガイ類に着目した氾濫原の劣化機構と修復というテーマで、「氾濫原環境の劣化要因と修復へのアプローチ」について発表しました。

今回はセンター設立10周年を記念する報告会でした。来場者からは多くの意見を頂く事ができ、研究の方向性を再考する良い機会になりました。
また、報告会終了後も発表者を取り囲み活発に議論する姿を見ることができ、有意義な情報交換の場となりました。今後は現場との連携をさらに強化し、積極的に研究成果を発信して行きたいと考えています。

研究報告会のレジメはコチラからダウンロードできます。
PDFファイル(1.36MB)

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