写真2:背鰭の位置がメダカとコイ科稚魚を見分けるポイント |
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写真3:シルエットから魚の種類を見分ける問題に取り組む参加者の皆さん |
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自然共生研究センターも共同開催の一員として参画している、水辺共生体験館サマーセミナーの第3回目として、「おさかな分類入門〜さかなの見分け方〜」と題したセミナーを行いました。当日は、お子様連れの家族など40名の方が参加されました(写真1)。
セミナーでは、身近な生き物のお絵描きやクイズなどを通じて、普段何気なく見て知っているものでも注意深く見ていないことを実感してもらいました。それらを通じて、魚の鰭(ひれ)に注目してもらえるように工夫をしました。
魚の鰭の中でも背鰭は魚の種類を見分ける際に重要となるポイントのひとつです。そのことを学んでもらいつつ、背鰭の数や位置などから魚の種類を大まかに分ける練習も行いました。その過程で、間違えやすいメダカとコイ科稚魚についても、背鰭の位置に注意すれば見分けられることを知ってもらいました(写真2)。
最後に、魚のシルエットから魚の種類を当てるクイズを6問出題したところ、全員が3問以上正解されました(写真3)。参加者の皆様に魚の分類のコツをつかんでもらえたようで嬉しかったです。今後も、実物の魚をじっくり見てもらい、魚や川に親しんでもらえればと思います。
(担当:小野田幸生)
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