実験河川を活用して河川における自然環境の保全・復元方法について調査・研究を行っております

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河川景観に配慮した護岸ブロックの技術講習会

日時 2016年8月5日(木)
会 場 水辺共生体験館・自然共生研究センター実験河川内

写真1.萱場センター長の講習
写真2.尾崎技術委員の講習
写真3.展示ブロック見学の様子
 (公社)全国土木コンクリートブロック協会との共同研究の成果を、講習会と見学会にて報告を行いました。

 中小河川では、景観に対し護岸ブロックが占める割合は多くなり、護岸ブロックが周辺の景観に対し「白く目立つ」などと言った河川景観の悪化が問題となっております。そのため、美山河では護岸に求められる性能・機能として安全性の確保の他、「親和性」や「なじみ」と言った景観への配慮が求められております。しかし、護岸ブロックが露出する場合の具体的留意事項において定量的に示されているものは明度だけに留まっております。その他の留意事項(テクスチャー・パターン・大きさ等)については定性的な表現であり、さらに普及が進んでいない状況です。そこで、その他の留意事項の理解と普及を目的に講習会を開催しました。  
 本講習会では、ポイントブックV〜美山河までの河川景観・自然環境の保全の考え方や河川用護岸ブロックの改良と工夫について講習が行われました。さらに、実験河川内に展示した、河川景観に配慮した10種類の護岸ブロックをご見学いただくことにより、より具体的に留意事項に関してご理解いただけたものと思っております。

(文責:手代木賢治)

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