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例年、自然共生研究センターからも多くの研究者が参加している「河川技術に関するシンポジウム」は、
全国の河川技術研究者が一堂に会し、交流や情報交換をする貴重な会でしたが、他のイベントと同様に、今年度は開催されませんでした。
土木研究所の自然共生研究センター&河川生態チームから投稿した論文は、論文集として6月中に発刊されましたが、 シンポジウムは中止となりました。
そこで「土研・河川シンポ勉強会 in 自然共生研究センター&河川生態チーム」と題して、Zoomを用いた発表会&議論(ウェビナー(ウェブWeb+セミナーSeminar))を企画しました。
交通条件の制約がないことも多くの方にご参加いただけるひとつの好機として、土木研究所での研究成果を広く全国の方に知っていただくとともに、河川研究者や技術者の意見交流の場を提供したいと考えました。
定員を当初80名とさせていただきましたが、好評を得て2週間で締め切りとなりました。
オンラインセミナーの新しい試みとして、質疑と発表の方法に工夫をしました。発表中からチャット機能により質疑を受け付け、
4名の研究者がYouTubeに投稿した動画にて研究発表を行いました。発表後には@マイクをオンにして発声、A挙手の機能使用、Bチャットに記入の3種類を準備し、議論の時間を設けました。またそれぞれの論文をホームページ上で公開しました。
この勉強会終了後もこの動画はいつでも閲覧できます。
取り組み自体が初の試みということで準備も慎重に行いましたが、特段トラブルもなく多くの方にご参加いただけ、
「遠方からの出張は難しいが、オンラインならいつでもどこでも参加可能のため、今後もこうした企画を期待している」といった好意的なご意見を多くいただきました。
今後も自然共生研究センターでは、こうした新しい企画を開催していきますので、ご参加いただければ幸いです。
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