第33回日本道路会議「優秀賞(口頭発表論文)」受賞
受賞名:第33回日本道路会議「優秀賞(口頭発表論文)」受賞 |
論文題目:1車線を確保した状態でインバートを更新する工事の急速化に関する試験施工による検討 |
受賞者:小出 孝明(土木研究所 道路技術研究グループ トンネルチーム 主任研究員 (現)三井住友建設(株)) 鷹觜 智司(三井住友建設(株)) 日下 敦(土木研究所 道路技術研究グループ トンネルチーム 上席研究員) 巽 義知(土木研究所 道路技術研究グループ トンネルチーム 主任研究員) |
賞の概要等:
令和元年11月7日から11月8日に開催された「第33回日本道路会議」において、優秀賞(口頭発表 論文)を受賞しました。優秀賞は、論文の内容の独創性、有益性、信頼度、明解度および発表態度・質疑応答等を勘案して特に優れた発表者に授与されます。
研究成果の概要:
○研究内容、方法、結果の概要
道路トンネルでは、建設時には想定していなかった地山の長期的な動きにより盤膨れ等が発生する事例が散見されており、必要な場合にはインバートの改築や追加設置(以降、インバートの更新)が実施されている(図-1)。
このような工事では、迂回路が存在しなければ1車線の通行を確保した施工を求められる場合があり、狭いスペースでの煩雑な作業により工期や工費が増加する傾向がある。
また、長期間の交通規制による社会的影響や経済損失も生じている。このような課題を踏まえ、本研究は、工期の短縮を目的として開発している土留め工と掘削工を同時併行する工法(図-2、図-3、写真-1)の
試験施工による検討を実施したものである。
○図表


図-3 試験施工の概要(全体図)

写真-1 試験施工の実施状況
