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護岸ブロックの明度計測方法

護岸ブロックの明度計測方法について現在、自然共生研究センターは「河川における護岸ブロックの環境評価および開発に関する研究」と題して全国土木コンクリートブロック協会と共同研究を行っています。 その共同研究成果の一部として、「明度計測手法試行用簡易版」を作成しました。

「中小河川に関する河道計画の技術基準」の解説書である「多自然川づくりポイントブックⅢ」では、護岸の明度は6.0以下であることが望ましいとされていますが、明度の測定方法に関する具体的な記載はなく、測定者によって測定結果にばらつきが出る事が予想されます。この「明度計測手法試行用簡易版」は測定者によらず、統一的な方法で計測を行う事を目的としています。

なお、明度計測に関する研究は現在も進行中であるため、研究の結果によっては明度計測手法の内容が変更になる事が考えられます。

注:現在行っている明度計測試行用簡易版は共同研究の一部として行っているものであるため、個別の会社や団体からの明度計測のご依頼をお引き受けしておりません。

櫻井 玄紀

(独)土木研究所 自然共生研究センター 交流研究員

明度計測状況写真
明度計測結果拡大写真
明度計測結果写真