台風委員会「災害リスク軽減における能力開発と知恵の共有」に関するワークショップへの参加

 2024年9月24日に、台風委員会(TC)の防災部会が主導する「災害リスク軽減における能力開発と知恵の共有」に関するワークショップがICHARMにて開催されました。台風委員会の中には気象部会(WGM)、水文部会(WGH)、防災部会(WGDRR)、トレーニング・研究連絡部会(TRCG)の4つの作業部会がありますが、今回のワークショップには台風委員会事務局(TCS)から1名、防災部会の議長国である韓国のNDMI(National Disaster Management Institute)から6名、マカオから2名、ベトナムから1名、防災科学技術研究所から2名、ICHARMから水文部会議長の宮本守主任研究員と武川晋也研究員の2名が参加しました。本ワークショップは災害リスク軽減に関連する政策、技術、研究結果などの情報や経験をメンバー間で共有することと、効率的かつ効果的に成果を最大化するための参加者間の協力を強化することを目的とした分野横断プロジェクトの一環として実施されたものであり、今回が初めての開催でした。

 ワークショップでは、災害リスク軽減に関する幅広い取り組みや成果の発表、意見交換を行い、水文部会と防災部会が連携して国際会議でセッションを主催するなどの協力案が議論されました。ICHARMでは、台風委員会を水災害リスク軽減のための最も重要な国際的枠組みの1つと位置づけ、引き続き地域間協力の強化のために貢献していく所存です。

ワークショップの風景 集合写真
ワークショップの風景
集合写真