研究紹介
主要研究
建設生産性向上のための自律施工技術基盤の整備・活用に関する研究
R4~9
土木工事における建設機械の自動施工に関する研究を加速させるために、基礎的なルール、枠組みを定めた建設機械施工における標準的な開発用プラットフォームOPERAの整備を進めています。OPERAはロボット用ミドルウェアを活用し、開発したソフトウェア、ハードウェア(自動運転対応型の建設機械とその試験場)、通信規格をオープンにすることで、誰でも自律施工システムが利用可能となるよう研究開発を進めています。最近では、油圧ショベルの掘削自動化実験を行ったり、橋梁点検に関する効果的・効率的な維持管理の要素技術の実験などを行っています。
施工工程データを用いた生産性向上技術に関する研究
R4~9
加速度応答システムを活用した路盤工におけるさらなる生産性向上手法及び衝撃加速度測定装置を活用した新たな路盤工品質管理手法について検討を行います。さらに、両システムや他の新技術等で取得される施工工程データの活用による、他工種も含む高度な生産性向上手法について提案を行います。
土木機械設備の維持管理省人化のための機能維持に関する研究
R4~9
加速度応答システムを活用した路盤工におけるさらなる生産性向上手法及び衝撃加速度測定装置を活用した新たな路盤工品質管理手法について検討を行います。さらに、両システムや他の新技術等で取得される施工工程データの活用による、他工種も含む高度な生産性向上手法について提案を行います。
重点研究
盛土構築における不確実性を考慮した軟弱地盤変形対策手法に関する研究
R4~6
軟弱地盤に残存する不確実性を整理し、施工管理手法に関する研究を行います。また、ICT測量技術等による軟弱地盤盛土の出来形管理手法に関する研究を行います。
排水機場ポンプ設備の異常検知診断システムに関する研究
R5~7
昨今懸念される深刻な設備の老朽化と気象の激化によるポンプ設備への負担増がもたらす設備への不測の異常について、非熟練技術者の支援及び若手の参入に貢献できる異常検知診断システムを開発することで、メンテナンス現場の適正化や効率化、省力化や生産性向上を目標に研究を進めています。
挑戦的研究
先端技術を活用する次世代インフラ監視システムに関する調査・研究
R6~7
発災時の被害範囲、影響を最小限に抑え公共サービスを安定提供するために、事象の検知を迅速化、素早い初動対応の実現を目的に次世代インフラ監視システムの構築に向けた調査・研究をしています。
基盤研究
土砂災害時の緊急対策における安全・迅速な無人化施工技術の研究
R5~7
土砂災害発生直後に人の立ち入ることのできない危険区域での緊急対策に対応する無人化施工技術に関する研究を進めています。緊急対策において求められる作業内容(除石(障害物除去)、排土)を実験等により把握し、無人化施工技術の効果的・効率的な活用に関する提案を行います。
戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)
(第3期)スマート防災ネットワークの構築「水門・排水機場の緊急時操作遠隔化・自動化技術の開発」
R5~9
中小規模の河川用水門を対象に、水門等の熟練捜査員の経験に基づく技能(暗黙知)を形式知化するとともに、水位などのセンサー情報と水位予測等の情報を収集・分析し統合的に処理することで、確実性・信頼性の高い操作判断を可能とする遠隔化・自動化に適した水門等の操作アルゴリズム等を開発する。
スマートインフラマネジメントシステムの構築「革新的な建設生産プロセスの構築」
R5~9
機械土工による自動施工技術の研究開発を促進し、開発成果物の再利用性を向上させ、現場への普及を加速することを目的として、メーカや特定のソフトウェア、システムに大きく依存しないオープンな研究開発環境を構築します。
BRIDGE
生成AIを活用したインフラ施設管理高度化AIの開発効率化
R6
AI開発においては大量のデータでAIを鍛える必要がありますが、突発的な事象(排水機場ポンプ等の非常用設備の故障・障害、越水、土砂崩れ等)のデータは蓄積が少ないため、生成AIを活用して不足しているデータを生成することで、インフラ施設管理等の高度化を実現するAIの開発を効率化・加速化します。